2018
09.27

六道輪廻の現れであろうか

乃理子

TVの通販番組で、青汁とごぼう茶のCMが流れると、「私(母)は、青汁とごぼう茶を飲ませてと前から言ってるやろ~。」「なんで飲ませへんのやー。」と、ご自分の感情をそのまま、平和な空気の中で放り投げて来る。日常的に。冷静に考えるまでも無く、以前に同じ感情を通し青汁もごぼう茶も既に飲んでいる。そして、2,3ヶ月経たないうちに何の効果も無いと、怒りの言葉で周りにあたり散らす。

同じ事を何度、繰り返すのだろう??
こんなことばかりを繰り返す家風にいると、自分がおろかな人間になりそうで、少し悲しくなる。
何度説明しても、母は「私は知らん」と言う。

今度は、「扇風機の風が寒い、父さん上着持ってきて。」と命令する。
父が間違えて持って来ると、どうして一回で済ませられへんの!と、怒りをあらわにする。
そして、「喉が渇いたお茶ちょーだい!」 信者はせっせと台所に行くが、お茶が無いとおろおろする。
はい。次は韓流ドラマチャンネルを指示されても、信者はわからず。
始まる時間ではないのに、あちこちチャンネルを変え、大変そうである。

六道輪廻の現れであろうか~。 

とある日。今日の父母の様子がおかしい。
話しを聞き出すと、昨晩お風呂から母が父を呼んで、背中を洗って欲しい。との事。
しかし、父は気づくことなく、スヤスヤと眠りについていた。
母はそれから一晩中「ゴメン、気が付かなかった」と言わなかった父に対して怒り続けたらしい。
父は自分は88歳になったんだから、今までみたいにいかない。と、言っていたが、父が謝らないことに執着していた母には父の言葉は届かないみたいだ~。

相手を思う優しさより、何を優先しているのだろうー。

それから私は頭が痛いと言う母のおでこに、冷えピタを貼ってあげた。
食欲の無い父に好物のかき揚げそばを食べてもらうために、クルマを走らせた。

学ぶというのは深さと広がりであると言われている。
私にとっては、人間として学んでいきたいし、父母にも学びの将来性を感じて欲しいのであるが~~。

先日テレビドラマを見た。
夜遅くまで遊んで帰ってきた我が子にドラマの母は、「おかえり、ゆっくり寝てねー」と。
又、ある家庭では、寝ずに子供を待っていた母っが、「かわいい娘よ。帰ってきてくれて嬉しい」と。
ドラマの各家庭の母は、皆、寝ずに子供を待っていても、子供を笑顔とねぎらいの心で迎えてくれる。
翻って、私の家では鬼のような顔で、「いい加減にしろ!」と、いつも怒られていた。「楽しかったか~。」などど、聞いてもらった事は、私の記憶の限りでは1度も無いのである。

皆様の家庭はいかがでしょうか。
4つの目で子供を責め抜く家庭の例を聞かれたことはありますでしょうか~・一瞬の時間だけでは済みません、延々4時間以上も「4つ目の責め」が続く事例を耳にされたこと、ありますでしょうか~。

◆皆様の現実家庭はいかがでしょうか。
あなたは、決して悪くない。ご自分の育った家風をもう一度、冷静にゆっくり思い出して、自分で自分を育てる事をしてみる必要があるのではないでしょうか。

心を育ててくれた、夫=魔術師Nobuya.に私は心から感謝している。
心は無限大である。育てなければ、心は育たない。
そのためにも、事実を伝え残していくことが本当に大切だと思います。

家庭という足元をしっかり受け止める。
理想ばかりの言葉遊びでは、何も変わらないのではないでしょうか。
事の重要性を感じていないのでは、甘え=許す事。では何も考えられないのではないでしょうか。
あきらめ。そう、一切関わらないという選択をしてしまう事もあるでしょう。
それは、うまく行っているように見えるが、私には無責任に感じる。

「自分さえよかったら」~これはすごい魔物である。

同化ほど、恐いものはないと私は思う。
未来の子供。一番大好きな母親のまねをし、家風で育っていく。
それは、時には同化という苦しみの泥沼に染まっていくことでもあるのではないのだろうか。

自己の意志が強い冷静な子はそれほど多くいない。

世間の人は口を揃えて、「身内だからついつい”甘えて言ってはならない事を言い相手を怒らせてしまう」と言う。私は、本当にそして心から上記と反対の事を思う。
身内だからこそ、優しく励まし合って気配りをすることが絶対に必要だと思います。

この大切な心と行動を貫き通してほしい。

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