2019
03.12

「私の境涯革命~心のギア」

利乃

人間の底力って、本当にあるんですね~ 実は。

昨晩、父があらわに醜い魂をむき出しにした。難くせ、捨てゼリフ、人を馬鹿にした、ため息。
私は、心臓がドキドキしてきた。父自身の底にどす黒い闇。人を苦しめ、又、自分自身を不幸にする不正義な心が、ここまであるんだ。と。それを今、露わに見せつけられている。子供の立場から最も見たくもない、想像もしたくない。残念で苦しみにあえいだ 身口意(心)だった~。

11月16日 午後7時頃の事だった。私の人生で忘れもできない強烈な時となった。

次の日、私はなかなか起き上がる事ができない。頭も肩も痛い。しかし、起きて、両親を定食屋さんに連れて行かなくては。もう既に、父母はお腹がへっているらしいから(汗

16日の出来事の前日は、友人の告別式のため、京都へ行き、大泣きしていた。そして、夜、やっとマンションに着いた矢先に、「 ノリちゃん、コーヒーは、淹れていって欲しいわ~ 」と、の母のセリフ。唖然とした。冷めないように、食事の用意はして出かけたけれど・・・・。

その事を、いつも私を心配してくれる近隣の婦人に言うと、「そこまで甘えてるんか~。お母さん」と、呆れた仕草をされていた。まぁ、それは何とか乗り越えられる範囲だが、今度のは凄い衝撃だ。父たる存在が露わした、人間としての行動が、私の立ち向かう力を吸い取ってゆく・・・。

きっと そのためだ。 いつもと体調が違う。だからといって、日常に流れる時間を止めるわけにはいかない。私は、だんだんと いつも通りこなし始めた。

まさしくその時である 私が父の不正義の心を受けとめ強くなろう。善が勝つ。と信じ切ろうと。
自分自身の倒れかけた命が地より立ち上がった。一瞬であるが。汚い汚れた心により我が身が侵されそうだったが、私の今までの修練で培った浄化の心は、来るなら来い!と、パワーアップ。
境涯の上がった心のギアが入り始めた。

コツを掴み始めた。初運転 めっちゃ初心者 心のギア 絶対使いこなしてみせる。
人は変わる時は、本当にしんどいものだ。

すると父が、リビングで私に語りかけ始めた。「昨晩、パパ!パパ!と、乃理子の声が真夜中に聞こえたので、慌てて起き上がって、乃理子を捜した」と。空耳だったと気付いて時計を見たら、真夜中3時だった。と。とても嬉しそうに、私に言っている。

生命とは、本当に深くて重くて意味のある科学を超えた生き物である。と、
少しおもしろさを感じ始めた。

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