2018
12.12

 「自分自身の末路」

利乃

自分自分の世界から抜け出そうとせず心を鍛えなかった人の最後は、本当に苦しいようだ。
ある日、母が全身の痛みに襲われ地獄のうめき声を上げ、本人も「地獄や~」と体を丸めている。体をさすってみたが、とても柔らかく大丈夫そうである。

私はとっさに思った。心の現れだ。と。結局、心は苦しいんだ。と。

その様子を見て、オロオロする父は何の対処もできないようである。
自分自分。という母のエゴを守り抜いてきてあげた父。
彼はいざという時に、じれったいほどに価値を作れない。

そんな彼の末路はいつもため息ばかり。
お金も体力も環境も全て揃っているのに、「ため息」という魔界に入っていく。そして人生の価値という最も崇高な道は閉ざされ、今ある幸福さえも不幸へと変えていく、彼。

不幸になるために生きていく。

同じ事を繰り返し、向上することを放棄し目の前の事柄に右往左往して生きていく・・・。そして、ため息を深く深くつく。

「ため息おばけ」になっている。

私は向上したい。
人生の価値を創りたい。

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