2019
06.05

「心の弱さ」

利乃

心を強くするために人間として生を受けたのではなかろうか ~ 環境のせいにする人 人のせいにする人は、せっかく人間として生まれてきた事がもったいないのではなかろうか ~
生老病死の四苦の苦しみは決して避けられないし、たやすいものではない。本当に苦しい。

「何事も皆の支えがあってこそ成り立つ。という考えを持つならば、おのずから人々への感謝が湧くものだ。
しかし、自分中心で周囲の人が何かしてくれて当然という考え方でいれば、感謝の思いをいだくことはない。胸には不平と不満が渦巻いていく。」と、教えて頂いております。

互い心を強くするために励まし合い少しでも前へ進もうと友情を結び合う麗しい世界とは全く逆となった強信者と怪物の世界。信也くんも、こんな関係性はみたことがないと、驚愕(きょうがく)、驚倒(きょうとう)している

怪物は、自分が布団を敷くだけで罵声を吐き、洗濯物を洗濯機から出すだけで凶暴になる。
強信者が子どもの人権を踏みにじり守って守ってきた怪物の感情。「かあさん かあさん 僕がやる」と。

信也くんも1年間一緒に住んでみて、怪物のあまりにもの凶暴性に、私の身の危険を心配してくれている。

怪物は自分で出来ることさえ、強信者にやらせて来たため、マンションの鍵も開けられないし、病気になった際の強信者のおかゆも作れない。お茶さえ淹れれない。それどころか、自分中心に狂ってヨタヨタの強信者に肩を揉ましている。目をつぶっている父の側で、一日中しゃべっている。

それでも強信者は人に迷惑をかけている怪物に優しくしてやってくれ。
と、魔の言葉で私を抑えつける。

怪物の感情のためなら、子どもが死のうが子どもが怪物から殺されようが何も気にしない。

社会性を無視した生き方。
そして、体裁のタックルは強烈である。
怪物も強信者も体裁のためなら、横で苦しんでいる人間がいようが、一向に目にも耳にもとまらない。

私は強信者に言った。
「私と信也くんには未来がある!!」 と。

強信者 あなたはどう責任をとるのですか??
怪物 どうか これ以上人に迷惑をかけないで下さい。
今まで飲み込んできた猛毒を どうか自己処理して下さい。

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