2019
04.18

「 思想の怖さ 」

利乃

あなたは人生を終わらせるために生きていますか~。
それとも人生を始めるために生きていますか~。

上記の問いは、同居するまでの私にとって、あまり実感することのなかったものである。

臆病な人は、保身のために社会との縁を切り、一日を無事終了させるためだけに全精神を集中させて生きているようである。そのため小さい事ばかりが日常で気になり、口うるさく細かい事ばかりを気にして生きている。

彼女は1日に5回洗濯機をまわす。一緒に生活していると胸が苦しくなる。
朝起きて、意を決し 「洗濯機の音がしんどくなる」と、伝えると、人の苦しみなどお構いなしで自論を述べだす。そして又、洗濯機をまわす。保身のために人の噂話ばかりして、あの人がどう。この人はどう。と、人の噂をして一日を終わらせる。自分の人生を始めるために生きている人は保身など無いため、人の噂話をしている暇などない。

どうしても噛み合わない日常生活。
そして私の中で ムクムクと 「私の人生を返してくれ」と、怒りの心になる。

姉が産まれた時から、子供の人生が終わるよう 心を殺していった二人。
私が産まれた時から 私の心をつぶしていった日常生活。

しかし今の私は 昔の私とは違う。 私の未来を一生懸命育ててくれた信也くんがいてくれているから。

人間は誰しも自分ひとりでは生きていけない。免疫学から学ぶ生き方がある。
何兆個もの細胞から構成される私たちの身体は その細胞数の10倍もの細菌と共生している。そうした細菌がさまざまな、食物を分解しビタミンなどを合成している。

調和に保たれてこそ健康になる。

私も1日も早く調和のとれた日常になれるよう未来を創ってゆく。
私にも無限の可能性がある。
だから自分の人生を始めるためにも、和楽の海にしてみせる。

希望という力を 勇気という力を 誠実という力を湧源させて。
耐えゆく心の最大級を信じて・・・

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