2018
12.22

「結果主義との応戦」

利乃

人間は悩まなければならない、又、人間は若い時に何もかも手に入れると不幸になるという。もっともだと思うようになった。人間はたいてい今の自分しかみてないが、実は親との同居で自分が老人になった時を重ねるチャンスをいただいたように、最近思う。

老人になってから人間の器を大きくする事は体力的にも老化があるので困難になるだろう、そして精神を鍛えることも難しくなることを確信している。環境主義者・金銭主義者・結果主義者、色々と人間の精神にあてはめると、どこかに属していると思う。

私の父母は、結果主義者である。

部屋に飾った生花を始めは美しいと言うが、一部の花が少しでもしおれ始めると「結果しおれたから、今度のゴミ集めの日までに処分しよう。」と言う。まだまだ、他のお花さん達は大丈夫なのになんて残酷な!ひやっ”とする。

結果主義者は、私のプロセスを奪い続けた。
4つの目が日常全ての行動を平穏にすませることを許さなかった。

同居した信也くんが、「朝、母の声で神経がピーーン!と張り詰め心臓がドキッとする。」と、言っていた。日常の一日が始まる朝が来た途端、母は文句を言っているか。目の前の人を叱りつけているか。どちらかしかないことに、「始めての体験をした。」と言っていた信也くん。

結果のみ。なので縁が常に起こる日常生活では洗濯するにも、苦味つぶしの顔。身支度するにも苦味つぶしの顔。母に親切にしても思った通りの結果と違う。と、私が怒られる事に驚いている信也くん。

悪意などない。と、自分達は正義ぶっている。それは、必ずや子供の人格破壊を導く。

洗濯の仕方が、自分のやり方と違う結果であると人格破壊の暴言を吐く。自分は行動しないのに、日常のありとあらゆる物を見ては「結果こうすべきだ」と言い続ける。全てに賢こぶって、用事から帰宅したばかりの私に間髪入れずに、お供えものの果物の向き”が、果物が傷みやすい向き。である。と、指示。

「その理由は?」と、私が尋ねると
「そんなん、わからん!」と、すぐに逃げる。学ぶという行為を放棄する。

苦しい~~。私は、絶対プロセス女王になって勝利をつかんでみせる。

4つの目の結果主義者からの応戦に耐えて耐えて耐えて、自分をあたたかなプロセスを優雅に思い描ける品格ある女性に創り上げていきたいと決意しています。

人はプロセスから芸術を生み出し、文化を生み出し、教育を生み出す。
人はプロセスから人に親切にできる。
人はプロセスから愛を深められる・・・・。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA