日本人に評価される人

利乃

日本人に1番評価される人。それは、清濁併せ呑む～アンフェアな事もうまくまとめる人。だ。
でも、アンフェアな事をまとめ上げて未来はあるのであろうか？
アンフェアで苦しんでいる人の事を考えずして、未来は平和になるのであろうか。

「清濁併せ呑む」の言葉を自分勝手な基準にあてはめ、うまく立ち回る。悪知恵を働かせているだけなのに、「私は調和に導いた」との自己陶酔。ただただ、保身で＆人目を気にして＆臆病で＆勇気がない・・・そんな自分に言い訳をし、「清濁併せ呑む＝美しい」のであろうか？

小さな子は　何故純真なのでしょうか？
それは　悪い事は悪いとはっきり申すことができるから。
目がキラキラしているから。
それを見せてもらって　心が洗われるから。
ストレートな心の力に未来を感じさせるパワーがあるから。
いわゆる生命力を感じさせてくれるから。

本来、人は皆　正義が大好きである。
しかし、正義はこの現代では損をすることがあまりにも多い。
そして、公の場で正義を発信すれば・・・生命の危機にさえ、さらされる。

正義感に蓋をすることが 我が身を守ることになるから仕方なくチョイスしている

しか～し　ここで一番重大な事は、敵は外ではなく内にある。という事である。もっと掘り下げて言うと、悪は相手にもあるがその相手の悪を見て自分の中の悪を見つけ出すということが六根清浄（ろっこんしょうじょう）につながる修行である。この修行に気づいた人は、自分を律し、又、道を外れることなく、又、善い人間と巡り会え、又、宇宙のリズムと合致する方向を会得する。

己自身を観よ！！
人間としてイヤな目にあったなら相手が人として負けている姿であり、人間として（罪）ばちが出ている姿えあると認識し、自分は絶対に負ける因を積まないと誓うことである。

心の中でアンフェアは　撥ね退けよ。
併せ飲むと　我が身を闇に落とし入れる。
今飲み込んだ　不正義を　口の中に手を突っ込んででも、取り出すのだ。

その努力をしている者は心美しく人と比べたり　人を気にしたり　自分を卑下したり　自分を嫌いになったり　コンプレックスで身を焦がす事も無くなるであろう。

我が心は無限の可能性を持っている。
内を観よ。
なんて　潔く力強い行動であろう。

いずれ　利己～利他へ
相手の幸福を祈れる宝物を手に入れることができる
何もかも　失ったとき　人は　手と手を合わせて祈りだす

人とは何ぞや
実に興味深い課題である。