01.31
「自慢」
池に映った月の美か、夜空にある、「 現実の月 」の美か。
あなたはどちらが美しいと思いますでしょうか~。
父と母は、池に映った月の美を好む。私は夜空を照らす月の美を選ぶ。
なぜ このような話しをするのか 自慢話しの真髄をお伝えしたいからです。
10月28日、私は決意した。父母が亡くなったら大学の通信教育を受けると。
なぜ、このような決意をしたか。彼(父)と彼女(母)に学ぶという事の大切さを伝えたかったからです。又、その学びは自分の欲のためではなく、もっとも苦労している世の中の人達のことを知る勇気を持ち続けるため。です。
私は意を決して、決意を二人に話した。すると母は涙を流し流し体を震わせて、「この日を待っていたのよ」と、言い始めた。「のりちゃんは大学進級コースに行ってたのに、利江子と同じ高卒でいい。と言った事に、私は後悔してるんや」と言うのである。
いつも私と姉は混乱を起こす。
私の事を、誰よりも解ってくれる母ではないか。と。
なのに、私はどうして母を優しく包んであげないのか。と。
気持ちが行ったり来たりし続ける。
しかし、真実ははっきりしている。と、今の私にはわかる。
姉が生きている時は、姉にはノリちゃんみたいに勉強しろ。と、言うし、いつも姉妹を比べて、仲が悪くなるように伝えていた。
そうです!真実は父&母の名誉欲に火が付いたのです。
私は魔術師ノブヤくんから教わった。人間は誰しも闇・悪を持っている。その自分の中の悪を見つめ、又、社会の悪を見抜く大切さを。子供のころの私は善から物事を判断していた。今の私は、悪からも物事を判断することが出来る。
いつも彼女は、「 自分の事を良い人間で。優しい人間で。素晴らしい人間。 」と、まるで、池に映った月の美を讃える。池に映った月の美は、本当の自分を直視しない。自分の中の虚栄・見栄・カッコつけの悪も見抜けず、石を池に投げ入れると、みなも(水面)より簡単に姿を消す。
そして、自分だけでなく、まわりも消し殺していく。
姉も自分の中の、「虚栄心の怪物」に餌を与えた末、殺された。
私は現実の月の美を直視できるよう、己の心とも戦う。六根清浄を成し遂げるために・・・。
私は、あなたたちの自慢の娘を演じるために、生まれてきたのではないから。
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